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日本三大名月鑑賞池のひとつ「広沢池」は平安時代から景勝地として有名な場所だ。
大覚寺から畦道を歩いて30分ほど。驚くほどの自然が残っている。
観月会のこの日、遊覧船に乗る人などで賑やかではあったが、大覚寺や嵐山の人出に
比べれば少ない。ゆっくりと月を眺めるのにいい所だ。
いにしへの 人は汀に影たへて 月のみ澄める 広沢の池 (源三位頼政)
あれにける 宿とて月は 変わねど 昔の影は なほぞこひしき (薩摩守平忠度)
やどしもつ 月の光の大沢は いかにいつとも 広沢の池 (西行)
広沢の池に関して、989年宇多天皇の孫寛朝僧正が遍照寺を建立した際、
庭園の一部として造られたがその後寺は荒廃し、池のみが残ったという説と、
はじめから用水池だったという説が残る。
中秋の名月を写す鏡のような池は、古の歌通りの趣で今も確かに存在している。

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