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寺町二条、骨董品店が並ぶ雰囲気のあるこの場所に一保堂がある。
一保堂は山階宮より「 茶一つを保つように」と名を賜ったと言う、享保二年創業の茶の老舗である。

この一保堂は昨年リニューアルをした。お祝いの布巾を頂いたのは10月だったろうか。

店舗は昔の赴きそのままに一層心地よい空間へ、併設する喫茶室嘉木もよりくつろげるように生まれ変わりオープンした。

この日は友人を、まさにお茶をするために連れて行った。嘉木ではリーズナブルに美味しいお茶と茶菓子が頂けるのだ。
朝一(11時開店)の嘉木は我々の他に誰もおらず、まったくもって 贅沢なひとときを過ごした。

お願いしたのは、玉露麟鳳683円、煎茶(新茶)芳泉452円、極上ほうじ茶357円
。
全てに茶菓子がついている。この日は麦代餅にわらびもち。
喫茶室嘉木の面白い点はお茶は自分で淹れるという所。
店員の方がそれぞれの茶について一番美味しく淹れる方法を伝授してくれるのだ。

玉露なら小さな器が3つ。これは温度を下げるため、 器から器へ湯を注ぐために使用する。
テーブルには時計が置いてあるのは正確に温度調整をするため。
煎茶は玉露よりは少し高い温度の湯を利用するため2つの器。
ほうじ茶は熱い温度の湯で淹れるため1つの器だ。
さて、店員さんの指導の下、淹れた玉露の味に一同驚いた。まろっとした味は、いつも飲んでいた玉露とは明かに異なる風味。
今まで本当の淹れ方を知らなかったのを実感した。煎茶、ほうじ茶、それぞれのお茶を皆で頂き、なるほどと唸った。
グループで訪れる時は皆で異なる茶を頼んで、楽しんでみて欲しい。

気に入ればその商品を横の店舗で購入することもできる。早速友人は玉露を購入していた。
個人的にいつも利用するのはほうじ茶。会社でも常備している。
ほうじ茶は茶舗によってそれぞれの風味があるので、色々試してみると良いと思う。
ゆっくり楽しんでいる内に、次々と客がやってきた。
こんな風にリーズナブルにお茶と和菓子を頂ける店だから当然人気。
午後は並んでいることが多いので、予定が立てば朝一がおすすめだ。

鍵善良房おひもさん、抹茶、玄米茶、節分の菓子の情報を追加しました。2008.2.3

節分会の帰り道、かなり身体が冷えてしまった。ふと一保堂であたたまろうと立ち寄った。
ことしの節分は日曜日。観光の人で行列だろうとかと思いつつ、暖簾をくぐり喫茶室嘉木へ。意外にも空いている。
今日はお薄452円と玄米茶357円で一服。

本日の和菓子はくずきりで有名な鍵善良房のおひもさん。
さつま芋を模ったニッキ薫るおいもさんの和菓子である。
皮に見立てた部分が少し固く輪の様に外周に巻かれていて、中はさつま芋と白餡のほろほろとした餡。
うっかり細かく分けてしまうとぽろぽろになり最後に皿をすするようになってしまうので、注意が必要だ。

ほんのり甘いおひもさんとお茶でほっと温まる。
お薄の抹茶碗は鳥獣戯画
。赤いイラストのうさぎがかわいらしい。

そこに「今日は節分ですので、どうぞ」と砂糖がコーティングされた豆菓子と豆のような落雁のサービス。
こういった季節感溢れるサービスがとても嬉しい。 隣の外国人のグループも大喜びだった。

月餅家直正のかしわ餅・京華堂のやまみち・抹茶・玉露の情報を追加しました。2011.5
ゴールデンウィーク、遊びに来た友人を喜ばせようと訪れたのは一保堂茶舗の喫茶室 嘉木。

この頃の京都は既に夏を感じさせる暑い日がある。
丁度そんな日に嬉しいのがGW限定メニュー829円。

水点て抹茶「京極の昔」のセット。
鳥獣戯画の抹茶抹茶椀には渋さが無くすっきりした味わいの冷水抹茶、そして氷が浮かんでいる。
和菓子は京華堂利保製 新緑のやまみちと青もみじの落雁。
目にも爽やかである。
友人は京都限定の抹茶「北野の昔」 の薄茶セット620円。和菓子は5月の茶席菓子「唐衣」。
これは杜若をあしらっているそうだ。菖蒲でないのは、藤原業平の歌を思い出すといい。
からころも きつつなれにし つましあれば はるばる気ぬる たびをしぞ思う
京華堂利保(京都市左京区二条通川端東入ル難波町226 電話075-771-3406)製。

連れはいつもの玉露。

正式な煎れ方で味わう玉露は一味違う驚きがある。
和菓子は大好きな月餅家直正のかしわ餅。
そういえば端午の節句であった。
それぞれ異なる和菓子をあれやこれや品評しながら頂くひとときはこの上なく楽しい。
いつも混雑しているので少し時間の余裕を持って、訪れたい。

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