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今宮神社の名物といえばあぶり餅。参道には2軒のあぶり餅屋が並び、どちらに入ろうか悩ましいところである。
と、いってもどちらも美味しいので後はタイミング。今宮神社の東門を出た所で、
「お席空いていますう。奥へどうぞ」と
にこやかに声をかけられたら素通りできず、南側のかざりやへ腰を下ろすことにした。

かざりやは江戸時代創業、400年を迎える。
一方向かい、北側の一和(正式名 一文字屋和輔)の創業はなんと長保2年(1000)。
平安中期一条天皇の子が疫病を患った時、疫除けの願いを込めてあぶり餅を供えたのがはじまりだとか。
これより今宮神社へ参拝した際は、無病息災を祈りあぶり餅を食べる風習となったが、それは今も続いている。
2軒の店先では、ちろちろ赤い火が見える炭火の上で、あぶり餅が休み無く焼かれている。
さて、かざりやの店内へ。
中庭も縁側もある旅館でもできそうな大きな建物だ。
テーブルにつくとすぐにお茶が運ばれてきた。
大きな急須にたっぷりお代わりが入れられている。
「2つでよかったでしょうか?」
若いお兄さんに今風の言い回しで数だけ尋ねられる。
客は次から次へとやってくる。
それ故にしばし待つこと15分。
お待ちかねのあぶり餅が運ばれてきた。
白味噌のタレが少し皿に浮かんでいる。そこに寝そべるように
15本の竹串。まるでおみくじのようだ。
串の先には焼きたてで親指ほどの手づくりの歪みがある餅。
まず、きな粉をまぶしてから炭火であぶり、
白味噌をからめてあるそう。
そのきなこの御蔭だろうか。こげと甘い白味噌の風味がしっかりとついていて芳ばしい。串は先が2つに割れており、
容易に餅と離れていく。15本などあっという間。
こんなに美味しいものを食べて厄除けできるなんて幸せだなあ(笑)。
今宮神社参拝の際はおばあちゃんの笑顔に素直に誘われるのがいい。1皿500円。

2007.1.24追加情報
きになるオセロで紹介されたのがかざりやさん。


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