|
蛸薬師通を烏丸通から東へ。すぐ左手に染匠会館が現れる。少し入りにくいと思うが、
白い暖簾をくぐり路地のような通りを行くとおしゃれなガラス戸が。これが創作中華の店煌庵である。

ドアを開ければそこがかつて町家であったことを実感することになる。蔵や防空壕を利用した部屋もある大きなもので、
100年以上の年月を経た町家の坪庭には明るい陽が差し込み、ビルに囲まれていることをしばし忘れる。
このサプライズにも似た感覚をもてるであろう煌庵には、彼女や京都らしいロケーションを望む友人を連れて行くのにいい。

実際周りを見渡せばカップル、女性同士が多い。しかしながら、場所柄か男女を問わずお一人様の姿も数名見かけた。
この日はランチを頂いた。ホリデーランチ1300円と麺セット900円。麺は坦々麺だ。
この他 石焼ビビン飯900円などがある。
煌庵では有機京野菜など食材にこだわった中華を創作、料理している。ランチには京みずなを敷いた白身魚の揚げ物、
カシューナッツと鳥の炒め物、中華たまごスープ、サラダ、ご飯という内容。
メインは美味しいのだが、男にはボリュームが少し足りない。また、ちょっと残念だったのが、ご飯の味が気になった。

一方坦々麺は本格的な胡麻の風味とラー油のぴりっとした辛さが味わい深い一品。
カシューナッツの食感がまた良し。好みに応じて酢などたらしても美味しそうだが、テーブルにはなかった。
添えられた小さな炒飯は薄味で、ご飯と異なりよい味だった。
初夏の風は心地よく、坪庭に向かって開け放たれた窓側の席からの眺めも素晴らしい。
都会の喧騒を忘れて、しばしのんびり。ランチにドリンクがついていたら尚良いのだけれど。
|