|
市役所より御所方面へ上ると、右手に京都最古の洋菓子屋村上開新堂がある。

池波正太郎のむかしの味でも名物の好事福盧が紹介されている。
創業は明治37年。
今風の華やかなディズプレイではなくあくまで落ち着いた佇まい。
うっかり見過ごす方も多いかもしれない。
村上開新堂の扉を開ければ、クラシカルな時代が現れる。
磨き上げられた美しいショーケース、ガラスケースから覗くクッキー、ここだけ時が止まっているようだ。
白い帽子をかぶったお店の方が、いつでもあたたかく迎えてくれる。

村上開新堂の名物は好事福盧(こうずふくろ)とめでたき名のついた期間限定のみかんゼリー。
販売は11月〜3月。それ以外の時期はオレンジゼリーの販売となるが、いずれも予約販売。
この日はふらっと伺ったのだが、数個なら用意があるとのことで頂いた。
いつもあるとは限らないので、欲しい方は前日までに予約を。
また、長時間の持ち歩きはできないため、遠方の方はロシアケーキをどうぞ。

オレンジゼリー(630円)は、小さな箱に入れられ、エジプトのエキゾチックな紙に包まれる。
スプーンも入れてくださるので、池波正太郎のようにホテルの部屋で食べるのもOKだ。
お土産に喜ばれそうだが、残念ながら東京までは持ち帰れない。

きれいにくりぬかれたオレンジのふたを開けるとあふれんばかりのぷるぷるのゼリーが。
オレンジの良い香りと薄味で甘めのやさしい味がする。
なによりオレンジそのものが器なのが嬉しい。
さて、11月からの紀州みかんのゼリー好事福盧が楽しみである。
村上開新堂 好事福盧(こうずふくろ)の情報を追加しました。追加情報2005.11


好事福盧(こうずふくろ)は11〜3月までの限定予約発売。

程よい甘さのぷるぷるとした紀州みかんのゼリー(420円)。 よりやさしい味で広い世代に愛されている。

村上開新堂 クッキーの画像を追加しました。追加情報2007.11


村上開新堂では基本的に予約がなしで買えるのはロシアケーキのみ。
クッキーも予約販売のみだが、自宅用のクッキーがある時も。

カウンターの角に、バター入りとバターなしのこの日は2種類が有り。いずれも小袋入り500円。
小さなしぼったような星のクッキー(バター入り)を頂いたのだが、これが絶品。
小さい故に美味しさが凝縮されていて、クッキーのちょっと固めの食感も、焼きとバターの香ばしさも、さっくりとした口どけも、
そして甘さ控えめの大人好みの味も、見事に調和が取れている。

これを袋から直接食べる無かれ。あまりの快感に一気に食べつくしてしまいそうだ。
小さなコーヒーや紅茶のカップの皿にちょこんと乗せて上品に味わうのがいいだろう。
自宅にぴったりなのはもちろん、簡易包装えはあるが、友達へのプレゼントにも良いと思う。
袋はお馴染みのエジプト柄で素敵。

村上開新堂 クッキーの情報を追加しました。追加情報2009.7
お中元の季節、先方に喜ばれる京都らしいものを贈りたい。
アイスクリーム、ゼリーなどクールなものもいいが、日持ちがする菓子も良い。
と、言うわけで村上開新堂のクッキーである。京都でしか手に入らないし、日持ちもする。
(東京の一見さんお断りの村上開新堂とは別です)

村上開新堂のクッキーは、当日行って手に入るものではない。
送り先の方もそれを承知しているから、一層喜ばれるのである。何より美味。

注文したのは1ヶ月も前の話。お店の方は、繁忙期はもっとかかるとお話されていた。
最近「クッキー、焼きあがりましたよ」 と電話を頂いていた。
注文時点で日時ははっきりしないから、予定がある観光客の方はなるべく早めに相談するほうが良いだろう。

贈答用とは別に自宅用にも頼んでおいた。銀色のかんかんを開ければ、隙間無くつめられたクッキー。
仕切りが無いのが圧巻。これで値段はおおよそ5000円。これ以上のサイズも有る。

このぎゅっと詰まった宝箱のような箱に何種類のクッキーがあるかと言えば・・・。

10種類以上。固めに焼きあがったクッキーはさっくりと素朴な味わい。
原材料は小麦粉、砂糖、バター、卵、生クリーム、牛乳、コーヒー、ココア、ピーナツバター、
ふくらし粉、香料、カラメル色素、はちみつ、レモン。

シナモン風味、バター風味、サワークリームがサンドされたボリュームクッキーなどなど、
一缶で十二分に楽しめるクッキーの数々。 ティータイムが楽しくなること請け合い。
賞味期限は1ヶ月ほど。大切なあの人に贈ってみてはいかがですか?

|