普段は夜にお邪魔する木屋町の居酒屋 葱や平吉。うっかり予約を忘れると満席のことも多い人気店だ。
町家の雰囲気を残しながら、高瀬川を望む絶好のロケーションをもつこの居酒屋は、京都でも多くの飲食店を手がける
際コーポレーションのプロデュース。全国区と言って通り過ぎるのはもったいない。

場所は甘味の野次喜多(野次き多)の左斜め前。軒先には美味しそうな京野菜が並べられている。
そして、入り口に「京都高瀬川流るる」の粋なのれん。

さて、この葱や平吉だが、夜だけでなく、昼はサラリーマン泣かせのランチも提供してくれている。
1番好きなのは1階のテーブル。高瀬川の流れ清けき窓側の席だ。桜の季節はそう、絶景が広がるのだ。
そんな季節にいそいそとランチに出かけるのが密かな楽しみなのである。

木のぬくもり溢れるテーブルに座って、本日の日替わりを注文。今日はブリ大根880円だ。
(※この他に湯葉とろろめし1300円などのメニューも多数ある)
ご飯は数種類から選ぶことができるのだが、この日は玄米と梅とチリメンジャコのご飯を頼んだ。
ほうじ茶をすすり、上に飾られているうまそうな日本酒を眺めていると、すぐに枡に大盛りの九条葱が運ばれてくる。
葱や平吉はその名の通り「ねぎ」の専門店なのだ。

間もなく土鍋に入れられた熱々のぶり大根が。茶色に汁のしみ込んだ大根。とろっとろである。
ぶりももちろん美味しいが、大根のこの味。何時間煮込んだのだろうというやわらかさで箸でつまむとすぐ切れてしまう。
この鍋にどっさり九条葱をかけるのだ。枡いっぱいの葱は、葱好きにはたまらないだろう。
小鉢はきりぼし大根に、きゅうりとかぶの浅漬け。味噌汁はねぎとわかめの白味噌。
こちらはちょっと煮込みすぎか具がしなりとしすぎていた。お好みで味噌汁に九条葱を足してもいい。
この記事を書いてしまって少々後悔(笑)。最近昼も混んでいることが多いのだ。もちろん休日も。
桜の季節のランチ。僕の席はあるだろうか・・・。
先斗町店 葱屋平吉
2007.4.16 葱や平吉の桜の情報を追加しました。
葱や平吉からみえる八重桜が満開見頃になっています。赤い紅葉も綺麗です。

2007.12 葱や平吉の秋の風景&ランチの情報を追加しました。
木屋町通高瀬川沿いの桜の木は秋にはその色を買え、また春とは異なる風情を見せてくれる。
花筏ならぬ錦の葉を浮かべるその様子は、まるで錦のベベを流したようで美しい。

さて、 寒くなってきた秋の日はこの様子でも眺めながら、温かいものを頂きたい。ふらりと葱や平吉へ。
海老芋の盛られた玄関には、今日のランチは鶏の水炊き 880円とある。
シーズンと言っても、観光客の姿はさほど多くない。この時間なら東山、哲学の道、嵐山・嵯峨野方面へ行かれる方がほとんどだろうから。
11:30過ぎに訪れたら、男性の先客が一人、窓側のカウンターに座っていた。
我々もカウンターに腰掛けて、ランチを注文。ごはんは舞茸ご飯を選んだ。
さて、鶏のぶつ切りがごろごろと入った鍋に水菜、豆腐、玉葱がたっぷりと。
これを刻みにんにくが入った醤油のつけだれで頂く。好みで枡いっぱいのネギをかける。
なにやら、今日のつけだれはしょっぱい。ポン酢とも異なるようで、水炊きと合わないような気がした。
しばし大量にネギを入れて味を加減してみたのだが、最後には逆にたれの味がなくなってしまった。
小鉢は大根のたいたん。とろけるほど煮込んであるのはいいのだが、こちらも塩加減がきつい。
味噌汁と舞茸ご飯は美味しかったのだが、今日のメインとおかずは口に合わず残念。
でも、こちらから言う前にほうじ茶を注いでくれる心配りも、窓から見える風景も心地よく。
ま、いいかと店を出たのだった。
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