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北野天満宮東門前上七軒にある老舗和菓子店老松。
この 老松の歴史はというと、宮廷祭祇官ト部家の流れをくみ、
祖先をさかのぼれば、吉田神社の祭神天児屋根命に行き着くそうだ。
商売として菓子を作り始めたのは、明治42年頃。現在は4代と5代目がこの歴史を継いでいる。

その老松の夏限定(例年4月〜9月頃)夏柑糖は、一度食べたら忘れられないほど美味しい。
夏柑糖とは、簡単に言えば夏みかんのゼリーであるが、袋を開けると夏みかんの甘酸っぱい濃い香り、
流れるようにとける瑞々しいゼリーは普通のゼリーとは明らかに異なる。
まず、この夏みかん(本当はナツダイダイと言うそう)は現在ではほとんど手に入らないもので、
萩と和歌山の農家に栽培を委託し、確保しているという。
夏みかんの野性味と美味しさを匠の技で余すところなく閉じ込めた逸品なのだ。

夏柑糖は、暑い夏の贈り物に最適だ。バラ1個1260円、贈答用には1個1470円〜。

かなり大きなものなので、1個を4等分する位が丁度いい。
自分では毎日買えるようなものではないが、頂けるなら毎日でも食べたい。 それほどの美味しさである。
2007年は4月1日より夏柑糖販売開始

5/7放映 旅の香り(瀬戸内寂聴さん、野際陽子さん)で紹介されました。

秋の和菓子情報を追加しました。2007.11

秋の楽しみと言えばやはり栗。老松で栗の和菓子を2種頂いた。

一つは栗きんとん。ぼつぼつと栗のいがぐりのようなきんとんの中に漉し餡が入っている。

そしてもう一つが栗しぼり。その名の通り栗をぎゅっと絞ったような栗より栗らしい和菓子だ。
なめらかな舌触りが楽しめるその練り具合、雑味を排除した上品且つ濃い栗の風味、抹茶とよく合う見事なバランス。
口の中に一瞬にして秋が広がる。
いずれも人気の品で早々に売り切れることが多いので、早めのお求めを。いずれも400円。

北野天満宮もみじ苑接待情報を追加しました。2009.12

新しい紅葉名所として大人気なのが北野天満宮のもみじ苑。
入苑料は600円で、老松の和菓子がついている。

テントが張られた床机には温かいお茶も用意され、菓子を受け取ったら、ここで自由に頂くことができる。

用意されている今年の和菓子は、大茶湯。
北野大茶湯にちなんだふのやきと言う和菓子をイメージしたそう。

紅葉の下で半月形の大茶湯を頂き秀吉気分。

持ち帰りももちろん可能。
薄い阿闇梨餅のような生地に白味噌の餅が挟まれているのだが、
ぴりりと山椒の風味が甘みの中で爽やか。緑茶との相性もいい。

老松の晩柑の情報を追加しました。2011.9

老松の夏の楽しみといえば夏柑糖であるが、使用されているの夏みかん(本当はナツダイダイと言うそう)は
現在ではほとんど手に入らないもので、萩と和歌山の農家に栽培を委託し、確保している貴重なもの。

自然の恵ゆえ、それは常に手に入るとは限らない。
2011年は酷暑のせいだろうか、不作のため、早々に夏みかんは在庫切れになってしまったそうだ。

その際に作られるのが晩柑。グレープフルーツのゼリー1000円〜(贈答用箱入りも有り)である。

ややもすると苦味が立ってしまうグレープフルーツの苦味を抑えたいつ品。

大きさもちょうど夏柑糖ほど。

グレープフルーツまるごと器になっている。ふたをとればぷるぷるのゼリー。

瑞々しく爽やかな風味。すうっと溶けるような舌触り。
夏柑糖が完売してしまった事実よりも幻の晩柑がいただけるのが少し嬉しい。
この貴重な和菓子、買える期間はごく僅か。見かけたら、是非どうぞ。
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