丹波栗に黒豆。秋の丹波篠山はわくわくするほど美味に溢れている。 観光客も多く、軒先に焼き栗や農産物を並べた店先は大変な賑わい。 さて、どこでランチをとろうか。 情報もなく来てしまったのだが、行列の出来ていた季節料理「大手新丁」にお邪魔することにした。 鹿脅しのある風流な店先。並んでいるのは、席を沢山要する家族連れが多く、 思ったよりも意外と早く席に案内された。のれんをくぐると庭の見える個室になっていて感動。これはいい。 メニューをめくる。大手新丁の名物はとろろ料理らしい。 お腹が空いていたので、先に野菜の串カツを注文。 メインには牛とろ丼定食ととろろ汁定食(いずれも1000円)を注文。 やさしい応対の店員さんが間も無く串カツを運んできてくれた。塩、もじくは特製のソースで。 かぼちゃとうずらを頼んだのだが、衣ががたがたで揚げがまだら。サクッと頂きたかったが、失敗したか・・。 串カツはちょっと期待はずれであった。 さて、メインの牛とろ丼。予めたれがかけてあり、牛トロの上にねっとりとした丹波山芋がたっぷりとかけられている。 相性も抜群で、何杯でも食べられそうな美味しさである。さすが丹波の山芋である。 そして牛とろは口どけが本当にトロである。この丼に香の物と 味噌汁がつく。 後で聞けばこの牛とろ丼目当てに訪れる人が多いとのこと。 秋に嬉しいのはあつあつの鍋。白味噌仕立ての汁の中にきのこ、とうふ、つくねなど沢山の野菜が入っている。 これだけでも十分美味しいのだが、別添えのとろろをこの中に入れて食べる。 こういう田舎料理はたまらなく旨い。ちょっと味が濃い目なので麦飯と一緒に口に運ぶ。 最後の一滴まで残さずご馳走さん。 偶然の出会いに感謝である。
大手新丁 和食