|
落柿舎 柿実る頃においでやす |
![]() |
| 京都旅楽その52 |
京都嵯峨野 |
落柿舎 |
English |
![]() のどかな田舎風景が広がる嵯峨野。 ![]() 畑の向こうに見える茅葺の家は落柿舎である。 ![]() 門の脇から見える柿の木が招く落柿舎は俳人向井去来の結んだ草庵。 ![]() 向井去来とは松尾芭蕉のもっとも信頼を受けていた弟子である。 去来はこの草庵を「落柿舎」と名付けたが、それにはこんなエピソードが残る。 その昔数十本あった木にたわわに実った柿を通りすがりの商人が買い求め、 翌日取りに来たところ、夜に嵐になりすべて柿は地に落ちてしまったていた。 この様子を見て去来は草庵を「落柿舎」と名付けたそうだ。 「柿ぬしや梢はちかきあらし山 去来」 元禄4年、去来を訪ねた芭蕉がここで「嵯峨日記」を記したと伝わる。
![]() 落柿舎の入口にかかる蓑と笠は庵主の在庵を示すもの。 この蓑と笠を門から覗いて、気軽に人々が訪れたことが想像される。
庵内は傷みがひどく、現在立入りは不可であるが、室内の様子は見ることができるし、 縁側に腰掛けてひとときを過ごすことができる。 ![]() この小さな草庵を訪れるなら、やはり柿が実る頃。 あちらこちらに飾られた柿に去来の思いを馳せたい。 |
|