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四条烏丸より下って5分ほど。綾小路通新町。小さな町家に、うっすらと山並みが染めあげられた美しいのれんがかかっている。
これがお茶の三丘園の茶店。本店は宇治にあるが、数年前にこの場所にOPENした。
その名の由来は茶園のあった御室、製茶場のあった双ヶ丘がぽこんぽこんと3つに連なって見えることから。
綾小路通にはこのような町家が点在するが、三丘園の目の前には京都市指定有形文化財杉本家住宅があり、
独特の京情緒を湛えている。

烏丸という立地なので河原町の某甘味屋のような激しい行列はあまりない。100年を超える町家そのものが美しく、
少々メニューはお高めだが、ゆったりと美味と雰囲気を味わえるのが何と言っても魅力である。
色ガラスの入った窓から入る光が、人が通るたびに揺れるのを見ながら甘味を頂けば、至福の時を過ごせる。

「本日わらびもちあります」と看板が出ていたので、夕暮れにふらりとお邪魔した。
閉店近い時間だったのであまり客はおらず、まるで自分の家の如くくつろいでしまった。

この日は濃茶セット1200円と煎茶セット1000円を注文。
メインの菓子は抹茶カステラ、羊かん、抹茶わらびもち、茶団子から選ぶ。
おすすめはやはり看板の抹茶わらびもちと女性に人気の高い抹茶プリンだ。
二人以上で行くときはそれぞれ違うメニューを頼むのをおすすめ。

まず、居酒屋で言えばお通し。抹茶がコーティングされたナッツ。濃い抹茶の風味と甘さ、そしてナッツの
歯ざわりが絶妙でこれだけで満足しそうだ。この味に魅せられて、
帰りに買い求める人、また、お土産にまとめて購入する人も多い。
抹茶わらびもちは抹茶の味がしっかりとしていて、
甘みはあまりない。添えられた小豆ときなこがほどよくアクセントになり、
なんとも爽やかにぷりっと頂ける。
このセットにはなんと抹茶カステラが2切れ添えられている。
抹茶プリンはでこぼこ具合が手作りのあたたかさを感じさせるやさしい味。
こちらも抹茶のしっかりとした味と舌でまったりとする食感、大人味のカラメル、
一口食べたところで「ウマイ!」と思わず言葉が出てきてしまった。
プリンには抹茶ロールがこちらも2切れついてきた。
さて、「先に別々なメニューを」と言ったのはこの点である。
別々のメニューにしておけば、
色々な菓子を少しずつとりわけて楽しむことができるからだ。
三丘園の抹茶、煎茶だが、強烈に主張するものではなく、
脇役としてこれらの菓子と一緒に美味しく頂けた。
美しい萩焼の碗に点てられた抹茶が、少しクセがあったように感じたのは、
好みの問題かと思う。
気に入った方は、店頭で求めることもできる。
煎茶は急須に入れられて出されるので、
後はしっとりとしたと坪庭を眺めながら、くつろぐ。
ほどよくお腹も心も満足し、帰りたくなくなってしまった(笑)。
そんな落ち着いた三丘園で、
ちょっと贅沢なひとときを。オトナの方におすすめの茶店だ。

2007.10 三丘園のスイーツが通販で買えるようになりました。
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三丘園に便利な宿 ■四条・烏丸・御池のホテル
京町家で甘味(オトナ向き)
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