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毎月21日、弘法さんの日にだけ売り出される菓子がある(現在は20、21、22日の3日間)。
享保元年(1716年)創業笹屋伊織のどら焼だ。

どら焼といってもドラえもんが大好きな三笠とは異なる。
こしあんを小麦粉焼いた皮でクレープ状に巻、更にそれを竹皮に包んだもので、
酔っ払いのお父さんが土産に持つようなとってがついている。
このどら焼は 130年ほど前、5代目笹屋伊兵衛が、東寺から 僧侶たちの副食となる和菓子作成を依頼されて考え出したもの。

鉄板の代わりに東寺の銅鑼(どら)を熱して現在のどら焼を作りあげた。だから、どら焼なのだ。
竹の皮に包んであるのは、日持ちさせるためとのこと。
日持ちのためのこの竹皮だが、香りがほんのりとどら焼に移って風味をより良いものにしているのは偶然だろうか。
このどら焼は僧侶のための菓子なので、動物性の食品は一切使用されていない。
3日間しか発売しないのは、いや、できないのは、職人が、ひとつ、ひとつ、手間ひまかけて作っているからなのだ。
両側で絞ってある竹の包みごとパン切包丁等で切る。するとまん丸のこしあんがつやつやと姿を現す。
あんを巻いている外皮は、持つと少しベタベタとしていて、食べるとねっちょりとしている。
皮の懐かしい甘みは、透明感のあるこしあんとよく合っている。一本1360円で、6〜8人分。
日持ちは1週間だが、早めに頂いた方が美味しい気がする。
自宅用にももちろんおすすめしたい一品だが、素敵なパッケージに入っており、日持ちもし、更に珍しい和菓子なので
京土産としても最適だと思う。弘法さんの日に京都にお越しの方は是非お試しを。
尚、 笹屋伊織大丸京都店(大丸詳細は下記バナーより)でも弘法さんの日に販売している。

2006.5追加情報 京柑露の情報を追加しました。

弘法さんのどら焼と一緒に季節菓子の京柑露を購入してみた。
美しい包装に期待したのだが、中の伊予柑を包むフィルムがベタベタと。
ゼリーは弾力があるもので、かなり甘さがきつい。このせいか、伊予柑の風味があまり感じられなかった。
一方、底の方は皮の苦さがゼリーに染みていて後味が悪かった。やはり笹屋伊織はどら焼がいいなと思う。
フルーツの皮をくりぬいたゼリー菓子には、村上開新堂の好事福盧やオレンジゼリー、
クリケットのグレープフルーツゼリー、老松の夏柑糖があるが、個人的にはこれらの方が好きだ。
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