無名舎と同じく新町通にある紫織庵は江戸後期医者の荻野元凱が医院を開業して いたものを、大正15年井上氏がモダンな洋間を加えて新築した京町家である。 ![]() 玄関は客人、家人、使用人用にと3箇所ある。 1階洋間はライト建築を参考にしたとのことで、 旧帝国ホテルと同様外壁の石灰岩とタイルが貼られたモダンなものとなっている。 ![]() 茶室は長4畳の小間。点前座には北山杉の中柱が立つ。 客間と仏間は15畳と12畳半。 ![]() 壁際に見事な金屏風が飾られているが、紫織庵では京都人の美意識の豊かさ を感じてもらうため、 祇園祭の屏風祭を1年中再現、公開している。 ![]() 「京の家は夏をむねとす」といわれるように、京の夏の暑さは厳しい。 この暑さをやわらげるため、町家では障子を御簾障子に、畳を網代敷に等、しつらえを代える。 紫織庵では、 6月4日〜8月31日(2006年)まで 網代敷に御簾障子という夏のしつらえになる。 御簾障子越しに見える庭の緑、網代敷に映る穏かな光。夏の京町家の美しいこと。 ふと座敷庭のつくばいに目をやると、すぐ脇を夏の風が歩いて行った。 Copyright (C) 2004-2006旅楽トラベル【たびたの】 旅楽編集部 All Rights Reserved. |
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