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南禅寺から平安神宮や方面へ行く途中に白河院という石碑を見たことはないだろうか。
大層立派な門構え。でも観光寺院ではなさそうだ。 そんな雰囲気の所である。

白河院は藤原良房の別荘であったが、師実が白河天皇に献上、1075年に法勝寺が建立された土地。

池泉回遊式山水庭園、数寄屋造の別館を有す。平成15年に京都市指定名勝に指定されている。

現在は私学共済の保養所及び食事処となっているが、一般客も利用できる。
植治の庭は夏が美しいと言うので、予約の上ランチに伺った。
ロビーから見える既にまぶしいほどの緑の庭園に圧倒される。

しばし後丁寧な案内で、広間へ。手前の個室では既に食事が進んでいるようだ。

我々が通された大広間には我々しかいない。

さすがにこの自然の中では蚊もいるのだろう。蚊遣りの豚から煙が上がっている。
しかし、なんという贅沢だ!少しゆがみのある大きな窓。
黒いテーブルには庭の緑が鏡のように映って美しい。

こんな部屋を貸切ってしまって良いのだろうか。何とも良い時に来たものだ。

昼から日本酒を。伏見の日出盛純米酒。
切子のグラスに氷の入った冷酒入れボトルまである。この心配りが嬉しい。

本日お願いしたのは「松花堂弁当」3465円。

野菜や蛸の煮物。

酢の物にうなぎ、海老、生麩、一口寿司、野菜の煮物など。
竹に包まれた麩饅頭が、のどごしつるりんと夏らしい。

後出しで、鮪や烏賊の刺身。ゆかりごはんに赤だし。香の物は3種類。
キウイ、スイカ、オレンジのデザートで〆。
植治の庭を眺めながら頂く料理は一層美味しく感じる。
スタッフもゆったりと上品な応対で、これはお客様をお連れするのにも良いと思った。
さて、食事が済んだら、庭園を散策。食事客は自由に拝見することができる。
たまにはこんな贅沢もいいだろう。美味しい料理と美しい庭園を欲張りに楽しめる白河院。
勿論観光客の方にもおすすめである。
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