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大原寂光院の門前で色とりどりの京漬物と佃煮を販売する店翠月(すいげつ)。
おじさんの小気味よい掛け声に、寂光院を出た人は吸い込まれるように翠月の前へ。
「これも食べてみ」と渡される漬物のうまいこと、うまいこと。
「ちょっとご飯と食べてみてや」とちょっぴりご飯も。
参った。これで買わずに帰る人がいるだろうか。とにかくうまいのである。
「親子3代にわたり手作りのこだわりを受け継ぎ小規模ながら良質な素材と手間を掛け製造している」との言葉通り
よくできた味だと思う。
選ぶのも迷ったが、この日は大原の特産品の歯ざわりも心地よい「しば漬け」と
女性に特に人気という、柚子の香りと酸っぱさが大根をほどよく包み込んだ「ゆず大根」を頂いた。
※いずれも500円ほど
何度も繰り返すようだが本当に美味で、飯がすすんで仕様がない。
竹皮に包んであるパッケージもまた素敵。大原土産として翠月のしば漬けを是非おすすめしたい。
※しば漬けは、750年前高倉天皇の中宮健礼門院が
寂光院に隠居された折、
村人がご高徳を慕い、紫蘇・茄子・瓜などの野菜を献上した。
これを喜んだ健礼門院は侍尼に命じて、塩漬けを作らせたところ、
大変妙味であったことから、
紫蘇と大原女の紫にちなんで「柴漬け」と名付けた。
―翠月品書より―
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