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角屋2階 今尚残る花街の幻 重厚豪奢な揚屋 |
角屋の2階は有料(800円)で予約がないと見学ができない。 午前1回、午後3回の1日4回定時の見学になる(要確認)。 建物の関係で1回の定員も20名と決められている。 見学期間だが冬と夏は行わない。 それは冷暖房を使用できないため、寒さ暑さが見学に耐えられないからである。 2階は一切の写真撮影不可。 これらの画像はパンフレットやチラシからお借りしたものである。 ![]() 説明を受けながら見る部屋はどれも素晴らしい。 襖が緞子張り、鍵かくしは七宝、花車の美しい衝立が置いてある緞子の間、 襖一面に御簾が描かれた御簾の間。 行灯の明かりの中で金箔がまぶしくないように波打った壁を挟んである奥の間など。 趣向を凝らした素晴らしい部屋が次々と紹介される。 扇の間は天井に貼り付けられた五十八枚の扇が素晴らしい。 著名な文人や画家から贈られたものが惜しげもなく飾られている。 また、扇の間の壁は鮮やかな浅葱色(ブルーグレー)の九条土壁。 今でも九条の辺りから産出されるとのこと。襖には源氏物語の様子が描かれ、 柱には香を楽しむ趣向が凝らしてある。 ![]() 感動が大きかったのは青貝の間だ。 すすでモノクロになった部屋で貝殻がきらきらと光っている。 そしてこの季節。南の飾り窓から濃い八重桜のピンクが溢れそうに覗いていた。 見学者一同、絵のようなあまりの美しさに歓声があがった。 この時代一番の技術でつくったギヤマンの窓は、巧みな透明感とゆがみをもって 八重桜を更に美しく映す。 そして、係りの方がこの窓のついた障子を開ると、また見事な景色が広がった。 今年見た桜の中で一番美しい。そう思った。 思わず写真を撮りたいと思ったが、それは文明に毒されている。 心の中だけに収める景色があってもいいのだ。角屋でそう気づかされた。 ![]() 角屋の素晴らしさは書ききれない。 是非機会があればご自身の目で確かめて欲しい。 Copyright (C) 2004-2007旅楽トラベル【たびたの】 旅楽編集部 All Rights Reserved. 京都花街 角屋 |