| 天得院 可憐な桔梗ほころぶ小さな花の寺 |
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![]() 東福寺塔頭の天得院は桔梗とスギゴケの美しい小さな寺である。 創建は南北朝時代、東福寺住持無夢一清(むむいつせい)による。 ![]() 慶長19(1614)年清韓が住持となったが、方広寺の鐘銘へ「国家安康、君臣豊楽」を 含む撰文をしたため、徳川の怒りを買い、一旦寺を取り壊されたと伝わる。 ![]() 現堂宇は天明9(1789)年に再建。 桃山時代に作られた枯山水の南庭には青々とした苔が。 そこに青紫と白の桔梗の花が映えている。 ![]() 特に雨の日はいい。 訪れる人も少なく、可憐な花々をゆっくりと足を投げ出して眺められる。 ![]() 風が運ぶお香を聞きながら、少し湿った縁の木のぬくもりを感じる。 ふと右に目を向ければ釣鐘形の華頭窓から西庭が一枚の絵画のように。 ![]() 雨は庭の苔を一層青くして、ゆるやかに全てを潤す。 やがて真っ赤に染まるであろう紅葉も今は緑の中にある。 |
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