|
西陣、かしわ水炊きで有名な鳥岩楼(とりいわろう)。

朝絞め地鶏の水炊き(6000円〜)の名店なのだが、敷居が高いとあきらめるのはまだ早い。
昼限定(12〜14時まで)の親子丼(800円)なるものがあるのだ。
地鶏専門店の親子丼がまずいはずはない。
「熱い内にお召し上がりくださいねえ」
まず、30Kgの鶏ガラをことこと10時間以上も煮出したという
乳白色の綺麗な色をしたスープが出される。
このスープは、鶏の臭みがなく、旨みのみが凝縮されている。
ふと邪な考えが。
「麺を入れたら、さぞかし旨いラーメンになるだろうなあ」と。
この絶品スープをまずは、 じっくりと味わって飲んで欲しい。
さて、肝心の親子丼。手に抱えられそうな小さな白い丼で出される。
量が少ないのかなと思うサイズだが、ふたを開けると溢れんばかりの卵が。
真ん中に鶉の生卵。それを埋め尽くすようにふわふわの卵と鶏肉。
京都の親子丼はほとんどがそうだが、玉ねぎは入っていない。
最初の印象と違い意外とボリュームがある。
味付けは京風を想像されていると驚くかもしれない。
卵も鶏肉も甘じょっぱくしっかりとした味付けがしてある。そして山椒の風味がこの親子丼によく合っている。
卵はどこをとってもふわふわとして固いところがなく、鶏肉はやわらかく、脂身もとろけるよう。
これらは ご飯と良くなじみ、尚且つ、最後までご飯と卵の分量バランスが良いため、
ご飯だけが残ってしまうことも無い。漬物が不要なくらいだ。

この美味しい親子丼を食せるのが、奥の階段をあがった坪庭が見渡せる座敷。
旅館のような立派な玄関を靴を脱いで上がる。廊下を行くと迷いそうなくらい広く、趣のある建物。とても京都らしい。
2階の座敷は、部屋自体は広いのだが、小さな正方形のテーブルに座布団が用意されているので相席は きつい。
が、平日など少し時間をずらせば、贅沢な空間で坪庭でも眺めながらのんびりと楽しむことができると思う。
鳥岩楼にて
この日隣で食事をされていたご夫妻に茶洛のわらび餅をおすそわけいただきました。
茶洛のわらび餅は予約販売受付を中止せざるをえないほど人気で、入手が困難なわらび餅です。
そのお気持ちも「美味しいから食べて」というお心遣いもとても有難く、美味しくいただきました。
(実はまだ食べたことがなかったのです)
お名前も伺いませんでしたが、 この場を借りて御礼申し上げます。
笑顔が素敵なご夫妻の楽しい旅をお祈りしております。
京都で美味しいどんぶりめぐり
とり新の親子丼 桂PAの湯葉丼 鳥岩楼の親子丼 本家尾張屋のきつね丼 とり安のからあげ丼

|