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桜、紅葉の季節、嵐山嵯峨野は通勤ラッシュの電車の如く人人で溢れる。
紅葉狩り日和となった2007/11/24(3連休初日)などは9万人が押し寄せたというから想像を絶する。
この季節に「食事でも」とふらりと食事処へ向かえば、長い長い行列か予約に付き満席、「今からですと1時間待ちです」
というはめになってしまう。1日を嵐山嵯峨野で過ごすなら、予め予約をするか、
お弁当でも持参して、嵐山公園や川べりなどで頂くのがよいだろう。

渡月橋北詰にある嵐山よしむらもその例に漏れず。
なんと言ってもカウンター席からは渡月橋や嵐山が一望できる最高の立地。
風格のある門構えに誘われてふらりと入っても1時間待ちと言われてしまうので、シーズンは予約をすべし。

4名以上は難しいと思うが、2,3名なら「カウンター席を」との予約も可能。
ただし、桜紅葉の頃は、予約と言ってもオープン同時でなければ席自体の予約はできない。
ただ、予約時間に向かえば優先的に席に案内されるので、この日も10分ほどで席に着くことができた。

特にメニューは指定する必要がなく、当日選ぶことができるのは良心的だ。
この日は嵐山膳1575円を注文。そばの実のサラダ、ざるそば(温かい蕎麦も選べる)、青紫蘇ごはん、京の漬物がつく。
陶器の器に上品に盛られたサラダはしゃきしゃきとして新鮮。

蕎麦は細めの石臼挽きの蕎麦。固さも程好く、なめらかな味わいだ。
ざるそばも温かい汁の中の蕎麦も見るからに美しく、するすると口の中に入っていく。

季節の天ぷらもお願いしたが、まるで京野菜のように大きな竹かごに入れられて供され、素敵だなと思った。
からりと良い油で揚げてあり、細かな衣の歯ざわりがこちらも上品で美味。
大海老、舞茸、南京、穴子、サツマイモなどで945円。男性の方は特に蕎麦だけでは足りないであろうから、
天ぷらの追加はおすすめだ。

最後に蕎麦湯を持ってきてくれるのだが、たれにどろりとしたこの湯を入れ、更にに青紫蘇ごはんにかける。
なんと旨いのだろう。お茶漬けが負けてしまいそうなほど、今まで味わったことの無い風味。
渡月橋や川沿いに溢れる恐ろしい数の人を眺めながら、しばし贅沢な時間を過ごした。
1,575円のセットが高いか安いか、人によって感じ方は様々かと思うが、この味とこのロケーション。
個人的には満足度が高く、また友人を連れて来てあげたいと感じた。

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